2008年11月11日火曜日

銀行口座を持てない方のために

ATMSend

米国のPrivierが日本ではちょっと考えられないサービスを開始した。キャッシュカードがなくてもATMを使ってほかの人に送金ができるというもの。

やり方は、以下のとおり
1)米国ではあまり見かけない入金可能なATMで、携帯電話番号やSNS等の個人情報を登録し入金
2)すると、10桁の数字がもらえるので、送金したい相手に伝える
3)お金を受け取るときには、普通のATMで、10桁の番号を入力すればOK
 登録した携帯電話への通知サービスもついてくるとか。

米国では1億人が銀行口座を持てないとのこと。日本でこんなサービスが行われたら、オレオレ詐欺がさらに実行しやすくなります。って、米国でも同じだとおもうけどなぁ。

The Savers

ING DIRECT - We, The Savers

オンラインバンクのING Directは、これまでも個性的なサイトつくりで有名ですが、また、やってくれました。
この「We, The Savers」では、「金融独立宣言」(Our Deeclaration of Financial Independence)にサインして、友達に送ることができます。本当に宣言文に書かれていることを知識として、かつ、実行すべきこととして必要な方は、もう少し早くサインしておけばよかったという気持ちになるだけかもしれませんが、この沈うつとした時期に勇気を与えてくれる施策だと思います。

2008年11月10日月曜日

満足よりも不満足に焦点を当てる

危機を乗り切るマネジメント術

・サービスは相手を見て提供するもの
・仕事はすべてスピード。適時に簡潔に

頭ではわかっていても、実際に言われてみて、そうかと思うことがあります。銀行のサービスも電車同様、公共的な意味合いが強いため、満足度を上げるよりも不満足度を減らす方を優先すべきなのでしょう。

電車が遅れるということは、ATMの待ち時間が長かったり、インターネットバンキングの画面表示が遅いことでしょうか。いずれにしても、ITをうまく使えばコントロールしやすい領域かもしれません。

「iPhone」向けIB

AT&TとFirethorn,「iPhone」向けモバイル・バンキング・ソフト提供開始:ITpr

米国では、各銀行がモバイルバンキングの対応を行うというのではなく、いくつかのソフト会社がモバイルバンキングのサービスを提供している。このため、導入しているサービスがiPhoneに対応すれば、その銀行もiPhoneに対応したというアナウンスを行えることとなる。

米国のモバイルバンキングは、異常なほどの人気であり、競争も激しい。BOAが対応済みであることから、後続が現れるのは間違いないと考えられていたが、この経済環境下のため、時間がかかったように思う。

モバイルバンキング自体がシンプルで、今後は、機能追加の競争に移行していく前哨戦のようなもの。これで、他のサービサーが追随してくることは間違いない。しかし、サービスの内容が大きく変わるとは思えず、当面は、iPhoneでも携帯電話と同じようにモバイルバンキングが使える という水準にとどまると予想される。

2008年11月4日火曜日

米国銀行が合併してもIT市場に変化なし

2000年のITバブルのときも、多くの銀行が合併した。最初、Boston Bankで口座を作ったが、Fleet Bankになり、今は、BOA。しかし、三菱東京UFJのように、システムを更改して一緒にするという考えはあまりなかったように思う。州を選んでインターネットバンキングにログオンするので、やってみたことはないが、たぶん、違う州だと同じBOAでも、別メニューになったのではないか。

しかし、セキュリティ対策や携帯対応は、割と包括的に行われているようにも思えるので、新規対応は一括で実施しているのかもしれない。合理的なアメリカのこと、とりあえず使えるものはそのまま使うということなのでしょう。

米国の金融危機はITにどう影響するか:ITpro

もうひとつ、この記事で勉強になったのは、データセンターのところ。日本も事情は変わらないので、データセンターラッシュになるかもしれません。マンションよりもデータセンターを建設したほうが、儲かるかもしれませんよ、不動産・建設業の皆さん。